ゴッホ作品のファンです。
彼はキャンバスの中に描く「主人公」をどのようにして浮かび上がらせるかに苦心・乱心したそうです。
上はマデイラ島の晩秋のバラ、背景の木漏れ日が玉ボケしてキレイに写りました。
下は緩やかな流れの岸辺で仏炎苞を掲げるクリプトです。
これらは「主人公」を浮かび上がらせる事に成功したでしょうか?
私は十分成功したと感じています。
何故なら、カメラを手に持った通りすがりの一老人が「主人公」に向けてシャッターをきった瞬間に太陽光が助けてくれたのが理解できるからです。
「主人公」と、光と影と偶然が絡み合う素晴らしい一瞬です。
日々のしがらみ等そっちのけで、その一瞬を探しながら旅を続けられるなら幸せ者です。