これは熱帯雨林に普通に広く生息するマレーオオサソリです。
大きいのでビックリされるかも知れませんが、万一刺されても微毒なのでパニックにならなければ大丈夫。
昆虫館時代にサソリのツボなるアトラクションが在って、人手不足の時に私まで駆り出されて「サソリショー」をしていました。
来館者の手の平に乗せて、ハイチーズってな撮影サービスでしたが、これが大人気で午前と午後には人だかりができました。
不注意で最初に手を刺された時はかなりの痛みを感じて、皮膚が腫れあがりました。
2度、3度と刺されると免疫ができるので、チクリと感じるだけになります。
見かけの割に人にも慣れるので、ペット向きかも知れません。
カメラを近づけると尾を持ち上げて威嚇のポーズをとりました。
毒針の先には毒液が滴っています。
口の部分です。
この節足動物は食べ物を胃に運ぶ筋肉がないので、口の中から小さなハサミ状の「道具」を持っていて、これで胃に詰め込むのです。
尻尾の部分を摘まんで持ち上げたら、ハサミで指を挟まれました。
結構な力があるので、少し出血しました。
このような思いもかけない「遭遇」体験も探索の楽しみです。