普通なら、普通の感覚で生きている人なら、上級クラスの広角レンズとか標準ズームレンズを購入するのでしょう。
でも、そうはしませんでした、その理由は上の様な写真が撮りたかったからです。
視力は両目合わせて0.3+乱視でメガネをかけていますが、昆虫時代に鍛えた動視力にはとても自信があるのです。
ですから、今でもこのような小さな昆虫を眼で追えてしまうのです。
この「とり得」を生かしながら旅を重ねれば、背中に背負った重いカメラも人生の夕暮れ時を楽しむ一時の良き相棒になってくれると悟ったのでした。
植物と昆虫類との個々の密接な関係は星の数位あるのですが、フィールド観察に於いていかなる組み合わせであっても、昆虫類と植物類が一つの光景に重なり合った時が最も美しいと確信するのです。